『Androidテスト全書』の一部を書かせていただきました id:kikuchy です。
こちらの書籍の発売を記念して、DeNAさん主催のAndroid Test Night #5にて、執筆陣のトークが開催されました。
トークにはkikuchyも加わらせていただき、執筆の思い出などについてお話させていただいたり、会場の皆様からお寄せいただいたご質問に答えたりしました。
なんと当日の模様を、参加してくださった id:nowsprinting さん、 id:Gateau さん、id:wifeofvillon さんがブログにまとめてくださっています。
ありがとうございます!
会場で何があったかは、上記を読んでいただけますとわかりやすいかと思います。
個人的には、「本を手に入れてからテストを書くようになった」というお話、「この場で買った」というお話がとても印象に残っています。
著者冥利に尽きますね…!
原稿管理あたりで思ったこと
当日は言う機会がありませんでしたが、「PEAKSさんの体制すごい」と思っていたのでこの機会に書いてしまおうと思います。
会場でも少し発言しましたが、kikuchyは趣味で小説の同人活動をしていたりします。
ときたま、二次創作の合同誌(複数人の作家が集まって作る一冊の同人誌)の主宰をしたこともあるのですが、大変なのは(自分の執筆を除けば)原稿の管理と組版でした。
誰から原稿をもらったのか、
どう赤入れをしたのか、
どれが最新版なのか、
どこまで組版用の原稿に反映したのか…
(大抵の場合、原稿はWordドキュメントかtxtをメールかTwitterのDMでいただくことが、組版はAdobe InDesignですることが多いです)
特に組版用の原稿(InDesignファイル)を作り始めてしまった後に原稿の修正が入ると、変更箇所をなんとかして探し出して、変更箇所だけを組版に反映する(文字を全部流し直すと、特殊ルビなどを組んだ箇所が組み直しになるため)ということを手作業でやらねばなりませんでした。
『Androidテスト全書』も著者が複数人ですので、当然原稿管理と組版の問題が発生します。
ところが、やはり技術書の会社は違いました。
原稿はすべてgithubのプライベートリポジトリ管理、
修正依頼はプルリクエスト、
Re:VIEW(内部的にはLaTeX)で簡易組版が可能、
最終的には手作業で組版をされているにしても差分はPRでひと目でわかる…
当然、苦労がないわけではないでしょうが、この簡便さは衝撃的でした。
最近、この一連の本業の作家さんのtweetを見て、こうした便利さがもっと広まるといいなと思いました。
(このツイートに連なるツイートも読んでみてください)
たまに、「このバージョンの文と、このバージョンの文の、差分箇所だけ自動置換か、せめてハイライトしてほしい」という作業があるが、エディタはそんなことやってくれないので手動である。
— 小川一水 (@ogawaissui) 2018年12月1日
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